アメリカ‐英語‐スラング

英語学習者が知っておくべきアメリカのスラング20選

友達に“Hey, what’s up?”(やあ、調子はどう?)と聞かれたのに、

“Um, the sky?”(ええっと、空?)なんて答えてしまった経験はありませんか?

“what’s up?”は「上には何がある?」という意味ではなく、調子はどうか尋ねるスラングなのですが、そんなこと分かりっこありませんよね?

けれどもこれこそが、実社会で日常的に使われている言葉なのです。

英語の授業では決して習うことができません。

この記事には、こういったスラングの中から最もよく使われるものをまとめました。

スラングを学べば、友達をもっと理解できるようなったり、周りに馴染めるようになったり、そしてもちろん、恥ずかしいシチュエーションに陥らなくて済むようになるはずですよ。

英語学習者が知っておくべきアメリカのスラング20選

Awesome (形容詞)

Awesome は世界中で使われるとても人気のスラングなので、老若男女が口にしているのをよく耳にすることと思います。awesome とは、素晴らしい、最高という意味の言葉です。文章中に使ったり、この単語のみで使ったりすることもできます。

例1)

“What did you think of Wolf on Wall Street?”
ウルフ・オブ・ウォールストリートどうだった?

“It was awesome! I loved it!”
超よかったよ!大好き!

例2)

“I’ll pick you up at 1 pm, okay?”
午後1時に迎えに行くよ、OK?

Awesome.”
パーフェクト!
(好都合な案なので、それがいいと思っている)

例3)

“My friend Dave is an awesome single guy. You guys would be perfect for each other!”
友達のデイブはイケてる独身男性なんだ。お互い申し分ないと思うよ!

“Really? I’d love to meet him.”
ほんと?会ってみたい。

Cool(形容詞)

Cool は awesome と似ていて、素晴らしい・素敵な、の意味です。その案で OK 、という意味もあります。本来の「冷たい」という意味かどうかは文脈によるので、注意して会話を聞きましょう。

例1)

“How’s the weather in Canada these days?”
最近のカナダの天気は?

“It’s getting cooler. Winter’s coming!”
肌寒くなってきてるよ。冬がそろそろだね!
(ここでは、文字通りの寒い、涼しいの意味です)

例2)

“What did you think of my new boyfriend?”
私の新しい彼氏どう?

“I liked him. He seemed like a cool guy!”
好きだわ。素敵だと思う!
(ナイスガイだと思っている)

例3)

“I’m throwing a party next week for my birthday. Do you want to come?”
来週私の誕生日パーティーを開こうと思うの。来たい?

Cool! Sure, I’d love to!”
素敵!もちろん行く!

Beat(形容詞)

beat の通常の意味は「勝つ」(Manchester United beat Liverpool. マンチェスターユナイテッドはリバプールに勝った)、もしくは「叩く」(Marko, stop beating your brother. マルコ、弟をたたくのはやめなさい)ですが、スラングや日常英語ではまったく違った意味で使われます。I’m beat とても疲れている、くたくたに消耗している、という意味なのです。    

例1)

“Do you want to go out tonight? There’s a cool new rock bar that’s just opened.”
今夜出かける?オープンしたばかりのイカしたロックバーがあるんだ。

“Sorry, I can’t. I’m beat and I have to wake up early tomorrow.”
ごめん、行けないよ。とても疲れているし、明日早起きしないといけないんだ。

例2)

“You look beat, what have you been doing?”
くたくたなようだけど、何してたの?

“I’ve been helping my dad in the yard all morning.”
午前中ずっと、庭で父親の手伝いをしてた。

To Hang Out(動詞)

いつもどこで hang out しているか聞かれたら、暇な時にはどこにいるか?という意味になります。一緒に hang out したいか聞かれたら、時間があるなら一緒に過ごさないか、という意味でしょう。友達に何してるの?と聞いた答えが hanging out だったら、今暇で何も特別なことはしていない、という意味になります。

例1)

“Hey, it’s great to see you again.”
やあ、また会えて嬉しいよ。

“And you. We must hang out sometime.”
だね。そのうち遊びにいこうね。

“I would love that. I’ll call you soon.”
いいね!近いうちに電話するよ。

例2)

“Paulo, where do you usually hang out on a Friday night?”
パウロは、金曜の夜はいつもどこで遊んでるの?

“If I’m not working, usually at the diner across the road from school.”
仕事がなければ、学校からの道の向かいにあるダイナーだね。

“Cool, I’ve been there a few times.”
いいね。私も何回か行ったことある。

例3)

“Hi Simon, what are you doing?”
やあシモン、何してるの?

“Nothing much, just hanging out with Sally.”
いや特に。サリーといるだけさ。
(この場合は、outをつけずにhangingだけ:“Nothing much, just hanging with Sally.”でもOKです)

名詞として使われている場合は、暇なときにいる場所、という意味になります。    

例4)

“Joey, where are you, guys.”
ジョーイ、君たちどこにいるの?

“We’re at our usual hang out. Come down whenever you want!”
いつもの場所だよ。いつでも来て!
(お気に入りのカフェ、ジム、公園といったところでしょう。)

To Chill Out(動詞)

chill out とは、シンプルにリラックスするという意味の表現。out はあってもなくても構いません。ネイティブなら確実に理解してくれます。

例1)

“Hey Tommy, what are you guys doing?”
やあトミー。みんな何してるの?

“We’re just chilling (out). Do you want to come round?”
ゆっくりしてるだけ。君も来る?

例2)

“Sue, what did you do in the weekend?”
スーは週末何してた?

“Nothing much. We just chilled (out).”
特に。だらだらしてたわ。

chill out しないと、と言われたときは、それはポジティブな意味ではありません。取るに足らない小さなことに過剰反応したり、ストレスを感じたりしているよ、ということです。

例3)

“I can’t believe that test we just had. I’m sure I’m going to fail.”
今のテストやばいわ。落としたと思う。

“You need to chill out and stop thinking too much. I’m sure you’ll be fine.”
まあ落ち着きなって。考え過ぎはよくない、きっと大丈夫だよ。

Wheels (名詞)

車、バイク、自転車、さらには手押し車にも車輪はありますが、wheels と言えばそれは車を意味するスラングなのです。

例1)

“Hey, can you pick me up at 3?”
3時に来てくれない?

“Sorry, I can’t. I don’t have my wheels at the moment”
ごめん、無理。今、車がなくて。

“Why?”
なんで?

“I had to take it down to the garage, there’s something wrong with the engine!”
修理に出さなくちゃいけなくて。エンジンがおかしいんだ!

例2)

“Nice wheels!”
すてきな車!

“Thanks, it was a birthday present from my dad!”
ありがとう、父親からの誕生日プレゼントなんだ!

Amped(形容詞)

何かに amped しているというのは、非常にワクワクしていてもう待てない!という意味です。

例1)

“I can’t wait to see Beyonce live!”
ビヨンセのライブ待ちきれないね!

“Me too, I’m amped.”
ほんと、ハイになっちゃう!

意思が固まっていて、何か起きてほしいと思っているときにも使います。同じ意味の表現としてpumpedを使うこともできます。アドレナリンが出まくっている状態です!

例2)

“I’m so amped for the game tonight!”
今夜のゲーム、うずうずしちゃう!

“Yeah, I’m sure you are! You guys need to beat the Sox.”
うん、そうだろうね!ソックスに勝たないとな。

Babe(名詞)

babe とは、イカしていて魅力的な人のこと。ただし、このスラングは本人に向かって使わないように注意しましょう。怒らせて場合があります。

例1)

“What do you think of James’ new girlfriend?”
ジェームズの新しい彼女どう思う?

“Total babe! And you?”
すごく魅力的だな!どう?

“Agreed!”
同感!

例2)

“Oh man, Justin Timberlake is such a babe, don’t you think?”
ねえ、ジャスティン・ティンバーレイクってなんでこんなにイケてるの?

“Not really, he looks like a little boy. I prefer Jonny Depp – now that’s a real man!”
そうかな、彼って少年みたい。私はジョニー・デップ派よ。大人の男だもの!

Bust (動詞)/ Busted (形容詞)

誰かを bust するとは、禁止事項を破った者を捕まえるということ。警察は毎日人々を bust している、といえば、悪さをした者を逮捕するという意味になります。   

 例1)

“Did you hear that Sam got busted speeding?”
サムがスビード違反で捕まったって聞いた?

“No, but I’m not surprised. I’m always telling him he needs to drive slower!”
いや、でも驚かないよ。もっとスピード落とせって常々言ってたから!

例2)

“There were two kids who were busted cheating in their exams!”
試験でカンニングした2人の少年が捕まりました!

“Really? What happened?”
ほんとですか?何があったのですか?

“I’m not sure, but they’ll definitely be punished. Our school takes cheating really seriously.”
詳しくはわかりませんが、確実に罰されるでしょう。我が校はカンニング行為を重く捉えています。

To Have a Blast(動詞)

blast という単語の本来の意味は、ニュースなどでよく耳にする大きな爆発。(例:Tow men have been seriously injured and taken to hospital from a suspected bomb blast. 爆発により2人の男性が重傷を負い病院に運ばれました。)しかし、親しい友人との会話で使われる場合は、とても楽しい時間を過ごしたというポジティブな意味になります。    

例1)

“How was the Jack Johnson concert?”
ジャック・ジョンソンのコンサートはどうだった?

“It was awesome. Everyone had a blast.”
最高だった。みんなはじけてたよ。

“Even John?”
ジョンも?

Yeah even John. He was even dancing!”
そう、ジョンも。踊ってたんだから!

“Wow, it must’ve been good!”
へえ!さぞかし楽しかったんだね!

例2)

“Thanks for inviting me to your party last night, I had a blast.”
昨晩のパーティーにお招きいただきありがとう。最高でした。

“Thanks for coming and I’m glad you enjoyed it.”
来てくれてありがとう。楽しんでくれて嬉しいよ。

To Have a Crush [on Somebody] (動詞)

To have a crush on somebody とは、~に好意を感じて惹かれていて、願わくば友達以上の関係になりたいという意味です。誰かがあなたにhas a crushというのも、同じです。あなたのことが好きでもっと親しくなりたいのですね。      

例1)

“I have the biggest crush on Simon. He’s so cute!”
シモンに首ったけなの。彼とてもキュートだわ!

“Isn’t he dating Jenny Parkes?”
パークスと付き合ってない?

“No, not anymore, apparently they broke up a few weeks ago!”
もう違うの、2、3週間前に別れたらしいよ。

“Cool!”
やった!

have a crush onの代わりにcrushing onと表現してもOKです。意味は同じなのですが、10代などの若い世代で使われているスラングです。  

例2)

“Oooh, you’re so crushing on Michael right now!”
あー!マイケルのことが好きなんでしょ!

“I am not! We’re just friends!”
違う!ただの友達!

“Liar! I can tell you like him.”
うそ!好きだってわかるわ。

“Is it that obvious?”
そんなにバレバレ?

To Dump [Somebody](動詞)

誰かを dump するとは、心を傷つけるという意味です。彼氏彼女を dump するとは、何らかの理由で恋愛関係を終わりにすることですね。be dumped なら、別れを告げられること。でも大丈夫!海にはたくさんの魚がいますよ!

例1)

“What’s wrong with Amy? She’s been walking around the campus all day looking sad and like she’s going to start crying anymore.”
エイミーどうしたんだろう?悲しそうな様子で
一日中キャンパスをうろついて、今にも泣き出しそうだったよ。

“Didn’t you hear? Alex dumped her last night! Just don’t mention his name at all!”
知らないの?昨晩アレックスが彼女をフッたのよ!彼の名前は出しちゃダメ!

“Wow, I’m surprised. They always looked so happy together!”
えー、びっくり。いつもあんなに幸せそうだったのに!

例2)

“Landon looks so mad! What happened?”
ランドンがすごく起こってる!どうかしたの?

“He and Samantha broke up.”
サマンサと別れたのよ。

“Oh no, who dumped who?”
そんな。どっちがフッたの?

“I’m not sure, but I have a feeling it was Sam!”
わからないけど、多分サマンサなんじゃないかな!

Ex (名詞)

通常、友達が ex と言うときは、今はもう付き合っていない前の恋人を指しますが、上司など恋愛関係ではない場合に使うと、前職の、という意味です。(例:I met my ex-boss in the supermarket the other day and he asked me to come back and work for him. I’m not going to now I’ve found this awesome new job.この前スーパーで前の上司に会って、また戻ってきて一緒に働こうと言われた。今は最高の新しい仕事を見つけたから、そんなつもりはない。)

例1)

 “Who was that guy you were talking to before?”
さっき話してたあの男は誰?

“Oh Cam? He’s my ex!”
ああ、キャム?元彼よ!

“And you’re still friends?”
まだ友達なの?

“Kind of, we only broke up because he moved to LA.”
まあね。彼がLAに引っ越すから別れただけだもの。

例2)

“My ex always sends me messages on Facebook. I wish she’d stop, it’s really annoying!”
元カノがいつもFacebookでメッセージを送ってくる。やめてほしいよ、ほんとウザい!

“Tell her, or just delete as your friend!”
本人に言えよ、もしくは“友達”解除だ!

Geek(名詞)

この言葉をどう使うかは、使う人の性格次第!誰かを geek というと、ガリ勉やパソコンオタクでコミュニケーション能力が低そうだというネガティブで批判的な意味になります。一方、友達のことを geek と言えば、もっとふざけたニュアンスになります。     

例1)

“What do think of the new girl Amanda?”
新しく来たアマンダをどう思う?

“Not much, she seems like a geek. She spends all her time in the library!”
イマイチだな、オタクなんじゃない。ずっと図書館にいるじゃん!(
意地悪、ネガティブな意味です)

“Maybe because she feels lonely. She’s new!”
独りぼっちだからかも。来たばっかりだし!

例2)

“Let’s go Ted’s house party tonight! Everyone’s going to be there!”
今夜はテッドのパーティーに行こう!みんな行くよ!

“I wish I could, but I have to study for my finals!”
行きたいけど、期末試験の勉強しなきゃ!

“Ah, man, you’re such a geek!”
なんだよ、ガリ勉だな!
(ふざけた、面白おかしいニュアンス)

“I know. But if I don’t pass Coach Jones is going to kick me off the team!”
わかってるよ。でも合格しなきゃ、ジョーンズコーチにチームから外される!

Hooked [on Something] (形容詞)

hooked on something もしくは hooked とは中毒になっているという意味。チョコレート、バスケットボール、テレビの新番組や、タバコのような危ないものにも使えます(ちなみにタバコはよくないですよ!)。

例1)

“What did you think about the new sitcom with James Franco?”
ジェームズ・フランコの新しいシットコムはどう思った?

“Loved it. I’m hooked already!”
大好き。もうハマってる!

例2)

“I miss George!”
ジョージが恋しい!

“George’s your ex. You’re hooked on him and it’s not healthy. It’s time to move on!”
ジョージっは元彼でしょ。ひきずってるのは良くない。もう次にいかなきゃ! 

Looker(名詞)

誰かに looker と言われたら、間違いなく褒められています。そう、これは相手の外見が好みの時に使われる褒め言葉なのです。面と向かって言われることはなく、他の誰かから聞くことが多いでしょう。 

例1)

“That Marni girl is a real looker don’t you think?”
マルニを着たあの子、すごくかわいいよね?

“She’s a nice girl but not my type!”
かわいいけど俺のタイプではないな。

例2)

“Have you seen the new history professor yet?”
新しい歴史の教授はもう見た?

“No, but I hear he’s a real looker!”
まだだけど、すごくかっこいいって聞くよ。

“You hear right. He is!”
そうなの。ほら!

In(形容詞)

前置詞の in の意味はもうご存知でしょう。英語の授業で最初に習うもののひとつですよね。“the boy’s in the house.” “my pencil is in my pencil case.”などなど。しかし in という単語には、「流行っている、トレンドの」というまったく違う意味もあります。今  in なものは1ヶ月後にはどうなっているかわかりませんよね。トレンドの変化は速い!   

例1)

“Jordan, why do you keep listening to that music? It’s awful!”
ジョーダン、なんでその曲をずっと聴いてるの?ヒドイわよ!

“Mom, you don’t know anything. It’s totally in right now!”
母さんは何もわかってないな。今流行ってるんだよ!

例2)

“So, what’s in at the moment?”
で、今は何が流行ってるの?

“Seriously Dad?”
パパ本気?

“Yeah, come on I wanna know what’s cool and what’s not!”
そうだよ。何がイケてて何がイケてないか知りたいんだ!

Sick(形容詞)

ゴホゴホ…ズルズル…という意味の sick ではありません。仲間がパーティーを sick だったと言うのなら、とってもクールで最高だという意味になります。awesome と似ていますが、sick はティーンや大学生がよく使う言葉です。あとは、カリフォルニアのサーファーも!

例1)

“When are you going to Hawaii?”
ハワイにはいつ行くの?

“Next week! Have you been?”
来週だよ。行ったことある?

“Yeah, a few times, it’s sick!”
何度かある。超イイよ!

例2)

“You missed a sick party last night!”
昨日最高のパーティーを逃したな!

“Oh, man, I knew I should have gone!”
マジか、行っておけばよかった!

Epic Fail(名詞)

大規模なという意味の epic と、失敗という意味の fail を合わせると、そう、大失敗・大惨事という表現になります。何かが思ったよういかず、失敗してしまった様を大げさに言うときに使われます。

例1)

“The school basketball team lost the game by 30 points, can you believe it?”
学校のバスケのチームが30ポイント差で負けたよ、信じられる?

“Yeah, epic fail!”
ああ、ひでえな!

例2)

“Did you get your test marks back?”
試験の結果来た?

“Yeah, it was an epic fail and I have to redo the classes again next semester!”
うん、大惨事すぎて、来期もう一度同じクラスを取らないといけない!

“Oh too bad, I’m sorry!”
うわ、つらいね。お気の毒!

Ripped(形容詞)

一般的に ripped は紙やジーンズなどが引き裂かれるという意味ですが、スラングとして使うとこれとは全く関係のない意味になります。誰か(主に男性)が  ripped とだ言えば、その人がマッチョでいい身体をしているということ。ジムで鍛えていたりスポーツをしている場合が多いですね。  

例1)

“Dude, you’re so ripped! What’s your secret?”
お前、いい体してるな!何してるんだ?

“Gym two hours a day!”
毎日
2時間ジムで鍛えてるよ!

例2)

“Have you seen Martin lately?”
最近マーティンに会った?

“No, why?”
ううん、なんで?

“He’s done something to himself! He totally ripped!”
鍛えてるんだよ。今はムキムキだぜ!

“What? No way! He used to be so overweight!”
何だって?まさか!あんなに太ってたのに!

Dunno(短縮形)

こちらはシンプルに“I don’t know”を短くしたくだけた表現で、若者の間でとてもよく使われています。ただし、自分より目上の人に対して使うと失礼にあたるため、注意が必要です。自分と同世代や自分より若い人たちに使いましょう。    

例1)

“Where’s Jane? She’s supposed to be here by now.”
ジェインはどこ?もう着いてるはずなんだけど。

Dunno, she’s always late!”
知らない、あの子はいつも遅刻する!

例2)

“What are you doing for Spring Break?”
春休みは何するの?

Dunno, I was thinking Mexico again. You?”
さあね、またメキシコに行こうかな。君は?

Dunno yet!”
まだわかんない!

Loser(名詞)

試合では敗者のことですが、友達が誰かを loser と言う場合は、試合やコンテストに負けたわけではなく、言動が気に食わないので彼/彼女のことが好きじゃないことを表しています。

例1)

“Ray is such a loser for breaking up with Rebecca.”
レベッカと別れるなんて、レイはなんてやつなんだ。

“Yeah, I know, he’s never going to find a girl as good as her!”
ほんとだよ、あんな良い子他にはいないのに!

例2)

“Victor’s turning into a real loser these days.”
最近ヴィクターは本当にいやなやつになった。

“Why?”
なんで?

“I dunno but he’s turned really arrogant since he’s gone to college!”
なぜだか、大学に行ってからすごく傲慢になったんだ!

Rip-off(名詞)/ To Rip Off(動詞)

シンプルな Tシャツのタグに80ドルと書いてあったらショックですよね?その Tシャツは完全に rip off 、つまり、実態から考えて高すぎるという意味です。動詞として使えば、「お金を盗んだり、本来の価格より高く払わせる」ということです。

例1)

“I’m not going to the J-Lo concert anymore.”
ジェニファー・ロペスのコンサートにはもう行かない。

“Why not?”
どうして?

“The tickets are way too expensive. They’re $250 each.”
チケットが高すぎる。1枚250ドルだよ。

“Oooh, that’s such a rip off! Who can afford that these days?”
うわぁ、ぼったくりだね!このご時世、誰が払えるんだろうね?

例2)

“How much did you buy your wheels for bro?”
その車いくらで買ったの?

“$2000!”
2000ドル!

“Dude, you were so ripped off. This car’s worth only half of that!”
ぼられたね。その車ならその半額がいいとこだよ!

いかがでしたか?今回は、英語を話す友達が最も日常的に使うスラングのうち、ごく一部をご紹介しました。しかし、こういった言葉を使う際には、時と場合に注意するようにしましょう。スラングは主に、友達や家族などの親しい人たちのあいだで使うものです。スラングトークを使った結果、仕事に採用されなかったとすれば、何たる恥ずかしい大惨事!(epic fail!)ということになってしまいます。

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スラングやその他のくだけた英語のフレーズは、誰にとってもはじめは難しいと感じるものです。本やまじめな英語の授業は、あまり役に立たないかもしれません。そんなとき、例えばシンプソンズのキャラクターたちと一緒に楽しく勉強してみてはどうでしょう?

“stinking people”、つまり「臭い人」についての話し方なんて、教科書からは学べないのでは?各動画は内容が理解しやすい字幕付き。意味がよく分からないスラングが出てきましたか?FluentUなら、どんな単語もスクリーン上ですぐに意味を確認することができます。

アメリカ英語のスラングは、他の言語では意味がわからないこともあります。そんなときのために、単語の意味が書いてあるだけでなく、イラストと例文を使って言葉の用法までも説明されています。さあ、今すぐFluentUをチェックして、アメリカの新しいスラングが実際にどのように使われているのか学んでみましょう!

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アメリカのスラングをさらに学べるリソース

マサチューセッツ大学の米国スラングリスト:一般的なスラングとその意味がアルファベット順に並べられたリストです。アメリカ北東部特有のものも一部含まれます。

デイブ・スパーリングのESLスラングのページ:アルファベット順に並んだ包括的なスラングリストに、それぞれの使用例が記載されています。あまり使われないものも含まれています。

よく使われているアメリカのスラング(Manythings.org内):こちらも包括的なスラングリストです。デイブ・スパーリングのESLスラングのページと違うのは、例文が先にあり、意味を推測してから言葉の意味を確認できることです。

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