Whatsapp me the time, would you?
時間は Whatsappしてくれる?
Gonna. In a jiffy.
うん、すぐする。
あなたが英語を話すときもこんな感じですか?
おそらくそうではないと思いますが、世の中にはこんな風に話す人もいるんです。
特にネイティブスピーカーなら。
イギリスに初めて行ったとき、“How’s it going?”や“What’s up?”などの挨拶が聞こえてきて驚きました。“How do you do?”で会話を始める人なんていなかったのです。このフレーズ、英語の授業では何度もリピートしたというのに。
日常会話では本当に英語なの?って話し方をするネイティブもいました。
今回は、カジュアルな場面での英会話から、インフォーマルな英語とフォーマルな英語の違いについてお伝えしたいと思います。
こういった要素を認識できるようにしておくと、自分が英語を話すときにも取り入れられるようになるはずですよ。
インフォーマルな英語を練習できるオンラインリソース
こういった要素を効果的に記憶に定着させるには、学習した内容を練習することが最も大切です。この記事の内容を実際の英会話に取り入れて練習してみてくださいね。
英語圏の国にお住まいでない方でも、オンラインの言語交換プラットフォーム やポッドキャストなどを使って練習することができます。
ポッドキャストはネイティブスピーカーたちによるインフォーマルな会話を学ぶには最適なリソースですが、言語交換アプリならばそれを自分で実践することができます。
Tandem
このアプリを使えば、自宅でスマホを使って英語やその他の言語のネイティブを探し、ビデオやテキストでのチャットを通してインフォーマルな会話を交わすことができます。300万人ものユーザーがいるTandemのコミュニティーに参加することもできます。
Langademy
Langademyは世界中の人々が参加する外国語学習のためのソーシャルネットワークです。認定講師によるレッスンを受けたり、チューターとの有料英会話を行えるだけでなく、無料の言語交換にも参加できます。Langademyでは、ビデオ通話、チャットルーム、オンラインミートアップ、その他たくさんのツールが提供されています。
How Stuff Works: Stuff You Should Know
こちらは好奇心を満たしてくれるポッドキャスト。チャールズ・ブライアントやジョシュ・クラークが、核に関する議論やナルシシズムなどの複雑な事柄をとても分かりやすく説明してくれます。彼らのカジュアルな会話は、インフォーマルな英会話を学ぶには最適なリソースとなるはずです。
Another Round
BuzzFeedのポッドキャストでは、トレイシー・クレイトンとヘベン・ニガトゥがあらゆる事柄についてゲストと会話を交わします。人種の偏見や男女平等などの真剣な話から、新年の誓いやファッションのアドバイスなどの軽いお喋りまでその内容は様々。彼女たちのくだけた態度や冗談は一度聞いておくと良いかもしれません。
インフォーマルな英会話を作る9つの要素を使いこなすには
インフォーマルな英会話にはごく日常的な言葉が使われます。言葉や表現の選び方が、フォーマルな文書や、ミーティングやプレゼンテーションなどのビジネスシーンなどとは異なるのです。
インフォーマルな英会話を学んでみると、そういった日常会話には以下のような要素があることが分かってくるはずです。
1. スラング
スラングはかなりインフォーマルな単語やフレーズのことで、書き言葉として使われることはほとんどありません。集団や地域、職業、年齢などによって様々なスラングがあります。ソーシャルメディアに参加するなら学んでおきたいインターネットのスラング等、ある分野に特有のものもあります。
英語圏の国を比べてみても、アメリカのスラングはイギリスやオーストラリアのそれとは異なります。
以下ではアメリカのスラングの例とその意味を見ていきましょう。イギリスのスラングについてはこちらからご覧ください。
Dude
意味:男/友達
Dudeというスラングは、話し相手に呼びかけるときにも使われます。主にアメリカで使われており、イギリスには“mate”という類似のスラングがあります。
用例:
Who’s Pete? — Oh, just a dude I met last week at a gathering (party, get-together).
ピートって誰? ― あぁ先週パーティで会った奴だよ。
What’s up, dude? — Couldn’t be better
調子どう? ― 最高だよ。
Buck
意味:アメリカドル(イギリスの“quid”と類似)
用例:
Oh, it’s only the 20th today. I have like a few bucks left in my account.
今日はまだ20日なのか。口座には小銭しか残ってないよ。
I’m thinking about having a garage sale to make a few quick bucks.
ガレージセールでもやって小遣い稼ぎでもしようと思ってる。
Zonked
意味:疲れ切った、疲労困憊
用例:
Man, it’s a long day. I’m zonked.
あぁ、長い一日だった。クタクタだよ。
My husband works too much. He often comes home zonked.
夫は働きすぎなの。よく疲れ切って帰ってくるわ。
Sweet
意味:良い、最高などを意味する形容詞
用例:
Here’s the bracelet you want. — Sweet! Thanks.
こちらがお求めのブレスレットです。 ― 素敵!ありがとう。
You should take it. It’s a sweet deal.
引き受けるべきだよ。最高の取引じゃん。
慣れない言葉が出てきたときは、Urban Dictionaryなどのスラングリソースを使って意味を調べてみましょう。
2. イディオム
Merriam-Webster dictionaryによると、イディオムとは「文法的に特異な表現か、その要素の意味合いからは派生しえない意味をもつ表現」なのだそう。
イディオム表現の中には意味が分かりにくいものもありますが、英語のネイティブは日常会話の中で頻繁に使います。
インフォーマルな会話でよく使われるイディオムには以下のようなものがあります。
Take a rain check (on something)
意味:またの機会に、ということを示唆して丁寧に断る
用例:
Do you want to come over tonight for food? — I’ll have to take a rain check on that, but what’s about next week?
今夜うちに食べにくる? ― 今回はパスだけど、来週はどう?
Dad, let’s go fishing this weekend. — Sorry son, I have another plan. Would you take a rain check?
父さん、今週末釣りに行こうよ。 ― 悪いが、他に予定があるんだ。またの機会にしてくれるか?
Get the cold shoulder
意味:誰かに冷たくあしらわれる
用例:
What’s up with Lucy? I’ve been getting the cold shoulder from her for a week.
ルーシーどうしたの?ここ一週間彼女に冷たくされているんだけど。
Don’t give me the cold shoulder. Talk to me.
私を冷たくあしらうのはやめて。話して。
Spill the beans
意味:秘密の情報を漏らしてしまう
用例:
Come on. Spill the beans. What’s the big secret?
ねぇ、教えてよ。大きな秘密ってなんなの?
Go Dutch
意味:食べ物や飲み物を割り勘で払う
用例:
Let’s go Dutch on the food.
食事代は割り勘にしよう。
3. 句動詞
句動詞とは動詞と副詞や前置詞などのその他の要素から成り立つ熟語表現のこと。句動詞はフォーマルンな会話よりもインフォーマルな会話において使われる傾向があります。
こちらがその例です。
Find out
意味:発見する、分かる
用例:
I found out about her secret too late. (過去形)
彼女の秘密を知るのが遅すぎた。
Got away
意味:逃げる
用例:
He left the door open, and one of the hamsters got away.
彼がドアを開けたままにして、ハムスターが一匹逃げた。
こちらは押さえておきたいその他の句動詞のリストです。
- run into (出くわす)
- set off (出発する)
- break up (関係を終える、別れる)
- check (somebody/something) out (<人/物>をよく見る)
4. つなぎ言葉
つなぎ言葉とは、話していて言葉につまったときに発する言葉や音のこと。“ah”、“uh”、“um”などのような意味のない音や、“Let’s see”、“Let me think”などのフレーズがその代表例です。
インフォーマルな会話をするときには考えがまとまっていないことが多いため、考える時間を稼いだり言い直したりするためにつなぎ言葉がよく使われます。
こちらがその例です。
Well
意味:考え中であることや、疑いなどを表現するときに使われます。
用例:
Well, you could be right about that, but I think there could be another way.
うーん、君は正しいのかもしれないけど、他にも方法はあると思うよ。
Let me think
意味:少し考える時間が必要だということ。
用例:
Tuesday? Let me think. I could do at 10 am, but I need to double check that.
火曜日?そうだなぁ。10時なら大丈夫だけど、もう一度確認しなきゃ。
Actually
意味:先述したことを撤回するときの表現
用例:
He’s 89. Actually, I might have been wrong. He could be 91.
彼は89歳だよ。いや、間違ってるかも。91歳だったかな。
5. 短縮形
インフォーマルな会話では、何かを強調して言いたい場合でない限り、ふたつの単語をつなげて短くした短縮形がよく使われます。例えば、I am は I’m に、we are は we’re になります。
例:
I’ve got two hours left. (“I have”の短縮)
2時間しか残っていない。
He’ll call you. (” he will”の短縮)
彼が電話するって。
6. 単語の結合
早口で話すために2、3語をつなげて発音することがあります。こちらがその例文です。
I’m gonna eat the cake. (going + to)
ケーキを食べるつもり。
If you wanna go, let’s go. (want + to)
行きたいなら、行きましょう。
Lemme go! ( let + me)
行かせて!
Whassup? (what + is + up)
調子どう?
7. 途切れた文
インフォーマルな会話においては、フォーマルな会話に比べて文法のルールも厳しくありません。ネイティブスピーカーは好きなように英文法のルールを破っているんです。
正式な文には主語と動詞が必要ですが、くだけた場で英語を話すときは、主語や動詞のない文を使っても良いことになっています。
以下の例文で、フォーマルな表現とインフォーマルな表現の違いを比べてみましょう。
Do you eat meat? — Not really. (“I don’t really eat meat.”)
お肉は食べる? ― あまり。
Fancy a beer? — Maybe in a bit. (“Maybe I’ll have one in a bit.”)
ビール飲む? ― もう少ししたら。
8. 前置詞で文を終える
一般的に名詞や代名詞の前に置くものである前置詞(with、by、up、downなど)で文を終えてはいけないのが本来のルールです。
そのため、このような文はあまり見かけません。“The child cried when she was taken away from her new friend whom she was already bond with.”(仲良くなった友達から引き離され、その子どもは泣いた。)
しかし、インフォーマルな会話においては、このルールはあまり守られていません。以下のような文はしょっちゅう耳にするのではないでしょうか。
Where could I plug this in?
このプラグどこに挿せばいい?
Which images should I look at?
どの画像を見るべき?
Let me find a mat to put my plate on.
皿を置くマットを探させて。
9. 二重否定
1つの文の中に2つの否定語が含まれる二重否定の文は、フォーマルな文書や会話(ビジネスミーティング等)ではひんしゅくを買うことがあります。ただし、日常会話においてはよく使われる表現です。
こちらがその例文です。
I don’t want no part in this.
こんなことに関わりたくない。
She didn’t have nothing to do with the broken glass.
彼女はその割れたグラスで何もできなかった。
インフォーマルな英会話は、言葉や表現の選び方や文の組み立て方などが独特です。
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