レストランに行っても英語が分からないせいで、好みのビールやワインが注文できない、ウェイターの説明が理解できない、なんてことはありませんか?
特に英語圏のレストランはビールやワインの種類も豊富なので、どれを頼んだらいいのか困ってしまうことも多いでしょう。もちろん、当てずっぽうで頼んでみたり、誰かと同じものを頼むこともできますが、せっかくたくさんの選択肢と美味しいものがあるのだから、それを楽しまない手はありません!
そこで今回は、ビールやワインの味や種類を説明したり、聞いたりするための英語ご紹介します。これを覚えて、次にレストランに行った時には、自分の好みにぴったりのものを見つけてください!さらに、レストランへ誰かを招待する方法や、注文の方法、支払いの仕方まで、楽しい食事をするために必要な基本的な英語のフレーズもご紹介します。
この記事を読めば、ネイティブのようにリラックスして、レストランでの時間を有意義に過ごせるようになりますよ!
レストランで使う英語、完全ガイド
それでは始めましょう。
まずは、レストラン探しです。いいレストランを見つけるためには、地元の地方新聞を見てみましょう。どこの街でも1つや2つは地方紙があります。アメリカでは、道の角にある明るい色の箱の中に、無料の新聞が置いてあります。その新聞を見れば、あなたの予算や音楽の趣味などに合った、最適な場所がきっと見つかります。もし、それでもいい場所が見つからなければ、バーテンダーや地元の人に聞いてみましょう。喜んでいいスポットを教えてくれるはずです。
また、夏になったらレストランのパティオに座って、新しい友達に出会ったり、英語を練習したりできたら最高ですね。軽く何かつまみながら、美味しいビールを飲んで過ごしてみたり、新しいワインに挑戦してみたり。夢が広がります。
でも、あなたが見つけ出した新しい素敵な場所に、どうやって友達を誘ったらいいでしょうか?
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誰かをレストランに誘う英語
友達や同僚、家族やちょっとした知り合いでも、フレンドリーに明るく外食に誘えたら素敵ですね。色々なシチュエーションに合わせた、いくつかの英語のフレーズを紹介します。
- “Are you up for a drink?”(飲みに行かない?)
- “Are you down for a drink?”(飲みに行かない?)
- “Who’s down for a drink on a patio someplace?”
(どこかのパティオへ飲みに行く人は誰ですか?)
パティオとは、外の雰囲気を楽しめるレストランの中庭などにある席のことです。
- “Who’s up for a pint/cocktail?”
(一杯ビール/カクテルを飲みに行く人は誰ですか?)
- “Fancy a drink on the patio?” (飲みにいきません?)
これはイギリス英語なので、アメリカで使われることは稀です。
- “It’s so hot today, I am totally down for a drink!”
(今日は暑いね。飲みに行くことに大賛成!)
- “Let’s grab a drink after work!”
(仕事の後、一杯行こうよ!)
レストランで席に着くまでの英語
行きなれたレストランで、混雑もなく、すぐにウェイターが案内してくれれば、英語を話すレストランだとしても、なんの問題もなく席に着くことができるかもしれません。でも、初めて来る場所だったり、混み合っていたりすると、どうしたらいいのか混乱してしまいませんか。
特に夏が貴重なアメリカ北部では、パティオがとても競争率の高い席です。人々は夏の外で過ごす時間を楽しむために素敵な席を確保しようと必死です。なんといっても冬の間4ヶ月以上も屋内にいるのだから、みんな太陽が輝き始めたら一刻も早く外に出たいのです!
特に晴天の日のパティオは人でごった返していることでしょう。レストランによっては、自分で席を見つけて座らないといけないかもしれません。好意的なところは、ウェイターが席を見つけてくれることもあります。まずは、レストランの入り口などにある案内を見つけて、どうすればいいかを確認しましょう。もしくは、ウェイターが次のように伝えてくれるかもしれません。
- Please wait to be seated.
(ご案内するまでお待ちください。)
- Our host will seat you soon, please be patient!
(すぐに係がご案内いたします。少々お待ちください!)
どうすればいいのか分からない時は、ウェイターを見つけて次のように聞きましょう。
- “Can we sit anywhere?”(どこかに座ってもいいですか?)
もしくは、シンプルにこう言いましょう。
- “Is anywhere okay?”(どこでも〈座って〉いいですか?)
最初に自分たちの人数を伝えると、混乱を防ぐことができるでしょう。
- “Can we sit anywhere? There are four of us.”
(どこかに座ってもいいですか?私たちは4人です。)
- “Table for five?”(5人テーブルはありますか?)
- “Is there a table for four free?”
(空いている4人テーブルはありますか?)
このような聞き方をすると、ウェイターはとても助かります。スムーズに席に案内してもらうことができるでしょうし、注文もすぐにとってもらえます。とにかく夏のパティオのテーブルは争奪戦なのです。
世界のいくつかの国では、知らない人同士で大きなテーブルに相席することが日常茶飯事ですが、北米のレストランのパティオはそうではありません。大人数で座れるテーブルは少なく、2人から4人掛けのテーブルを用意しているレストランが一般的です。
もし、もっとたくさんの人が一緒に座れるように、椅子やテーブルを動かしたい時には、座ったり、動かしたりする前に、ウェイターに丁寧に聞くようにしましょう。
レストランでウェイターや他の席の人に、テーブルや椅子を動かしてもいいかどうかを聞きたいときは、英語で次のように言います。
- “Can we squeeze these tables and chairs together?”
(テーブルと椅子をくっつけてもいいですか?)
- “Will we be in your way if we sit like this?”
(このように座ると邪魔になりますか?)
- “Is anyone sitting here?”
(誰かここに座っていますか?)
- “Could I grab this chair?”
(この椅子を持っていってもいいですか?)
ようやくこれで、全員座ることができましたね。もう外は暑くて、喉が渇いているはずです。ということは…
レストランで英語を使ってドリンクを注文しよう
レストランに行ったら、まずはドリンクを注文しましょう。でも、数え切れないほど種類のあるビールやワイン……何をどうやって注文したらいいのでしょうか。これから紹介する英語を覚えておけば、レストランでのドリンクの注文に困ることはもうありません。むしろ、次はどれを頼もうか、これはどんな味がするのだろうかと、ワクワクしてきます。
ビールに関するレストランの英語
ビールは一般的にボトルかパイント、ピッチャーで提供されます。ピッチャーはシェアー用で、ボトルとパイントは個人用です。1ボトルは 341 ml、パイントは 500 ml、ピッチャーは 1500 ml前後です。ボトルと一緒にグラスが必要かどうかをウェイターが聞いてくれるので、グラスに注いで飲むこともできます。また、ピッチャーを注文した時は、グラスがいくつ必要かも聞いてくれるはずです。
多くの英語圏のレストランでは、ビールのメニューの中にbottled(ボトルビール)とon tap(生ビール)の2種類があります。
生ビールとは、缶やボトルからではなく、タルから直接注がれたビールのことです。あなたはどちらを選びますか?これもまた楽しみの1つですね!
たいていレストランのビールには、lager(ラガー、薄い色でとても爽快)、ale(エール、少し濃い色で軽めの炭酸)、stout(スタウト、濃い色で苦味が強い) 、porter(ポーター、とても濃い色で非常に弱い炭酸)の選択肢があります。どの味が好みかを知るために、“tasting” (試飲)という用語を使ってみてください。試飲をすることに遠慮は必要はありません。ウェイターはあなたが注文を決められるように、快く試飲のための一口を注いでくれるはずです。
もしくは、次のフレーズを使ってビールの味を聞いてみましょう。
- “Is that beer accessible?”
(そのビールは飲みやすいですか?)
飲みやすいビールの多くは明るい色です。
- “Does the beer have a strong aftertaste?”
(後味が強いビールですか?)
飲み込んだ後に舌に残る味を聞くことができます。
- “Does it have a bitter taste?”
(苦味がありますか?)
苦さを楽しむ人もいますが、苦手な人もたくさんいます。
- “Is this beer very fizzy/carbonated?”
(このビールは強い炭酸ですか?)
炭酸によってビールに泡や“fizz”(気泡)が含まれます。種類によって炭酸が強いものもあれば、ほとんどないものもあります。
- “Which is your most chocolaty beer?”
(どれが一番チョコレートのような味がしますか?)
Chocolaty(チョコレートのような味)は、porters(ポーター)や stouts(スタウト)のような濃厚な茶色のビールを表現する時によく使われる言葉です。チョコレートや暗いモルトを連想させるような味や香りを説明しています。
- “Do you have a fruity beer?”
(フルーティーなビールはありますか?)
ビールによって、パイナップル、アプリコット、バナナ、桃、梨、りんご、マンゴー、オレンジ、レーズン、プラム、デーツ、プルーン、イチジク、ブラックベリー、いちごといったあらゆるフルーティーな特徴があることに気がつくはずです。
- “Do you have a full/full-bodied beer?”
(フルボディのビールはありますか?)
重たいビールには “body” という言葉がよく使われます。light beer(軽いビール)とは反対の強いアルコールのビールを指していたり、味わいのある、風味豊かなビールを表していたりします。
さらに詳しく、ビールの特徴を聞きたいときや、友人に美味しいビールを説明する時に使える表現を紹介します。
- Head(ヘッド) — これは、ビールをグラスに注いだ時にできる表面の泡を表す言い方です。分厚くて濃厚な泡のヘッドは、ほとんどのビールにとって重要な役割をします。ビールの表面にたくさんの泡ができた場合、それを heady と呼ぶこともできます。
- Hoppy(ホッピー) — ホップ(ビールを醸造する時に使われる植物)の味や香りがするビールのことです。ホップの入ったビールは、花やハーブ、フルーツのような香りがします。
- Bright(ブライト) — cloudy(濁っている)の反対で、金色で透き通ったビールに使われます。
- Mouthfeel (口当たり)— 想像力を使ってこの言葉を使ってみましょう。ビールを飲んだ時に、口の中の“feel” (感覚)を説明しようとしてみてください。creamy(クリーミー)、smooth(スムーズ)、silky(シルキー)、velvety(滑らか)、tingly(チクチク)、warming(暖かい)、oily(オイリー)、thin(軽い)、watery(水っぽい)、heavy(重い)など、たくさんの表現があります。どんな感じがしますか?
もし、不運にも美味しくないビールを注文してしまったら、腐ったような味がすることがあるかもしれません。このような時は、skunky(スカンクのように臭い)と表現しましょう。これは非常にネガティブな言葉です。
レストランでビールを注文する時に使いやすい、いくつかの英語のフレーズをあげておきます。
- “What local beers do you have on tap?”
(地元の生ビール(地ビール)は何がありますか?)
- “I’ll take four bottles of Corona please.”
(コロナのボトルを4本ください。)
- “I’ll take a pitcher of Canadian please, two glasses.”
(カナディアンをピッチャーで1つと、グラスを2つください。)
- “I’ll have a pint of the amber lager please.”
(アンバーラガーのパイントをお願いします。)
英語を学ぼうとしているなら、レストランでの会話を弾ませるためにも、ぜひその地域の地ビールを聞いてみましょう。on tap(生ビール)は、単にタルからグラスに注いだビールのことを指している場合もありますが、中には地元の地ビールもあります。地ビールの生は、新鮮で、味も大企業のビールとは違います。試してみる価値は絶対にありますよ。
ワインに関するレストランの英語
レストランでワインを注文したら、まず white(白)か red(赤)のどちらにするかを聞かれます。レストランには大抵 house red(ハウスレッド)と house white(ハウスホワイト)があるはずです。これらが、そのレストランで一番安く提供しているワインです。他のワインを気にせずにそれを注文したい時は、シンプルにこのように聞きましょう。
- “What is your house white/red?”
(ここのハウスホワイト/レッドは何ですか?)
- “I’ll have a glass of the house white/red please.”
(ハウスホワイト/レッドをグラスに1杯お願いします。)
もし、グラス2杯以上飲むのであれば、carafe(カラフェ)を注文した方がお得です。
Carafes はおしゃれなワイン用の水差しのことを言います。カラフェを1つ頼めば、グラス4杯分になりますが、2杯分だけでいいのなら、half carafe(カラフェ半分)を注文しましょう。
さらにワインの詳しい情報をウェイターに聞きたい時は、次のような質問をしてみてはどうでしょうか。
- “Is the red full-bodied?”(この赤はフルボディですか?)
ほとんどの場合、強い味のワインを説明する時に使われる表現です。
- “Is the white clean?”(この白はクリーンな味ですか?)
新鮮な味が口に残るようなワインを説明する時に使われます。
- “Is the white crisp?”(この白は爽やかな味ですか?)
フルーツの味がするワインを表します。
- “Is the white dry?”(辛口の白ですか?)
甘味のないキリッとしたワインを説明します。
- “Is the wine sweet?”(このワインは甘いですか?)
糖度が高く、とても甘いワインです。
ウェイターが戻ってきて、全員がはじめの注文と全く同じもののおかわりが欲しい時はこのように言いましょう。
- “Another round please.”(もう一杯ずつください。)
- “We’ll all have the same again, please.”
(全員もう一杯同じものをお願いします。)
自分だけが同じものをもう一杯欲しい時には、こう言います。
- “Same again, please.”(同じものをお願いします。)
ウェイターにもう一杯どうかと尋ねられて、それを断る時には次のように言えば大丈夫です。
- “No, I’m good.”(いいえ、結構です。)
- “I’m alright for now.”(今は十分です。)
レストランで支払いをするための英語
さて、支払いをする時間です。割り勘にするのか、別々に払うのかなど、払い方はそれぞれです。
テーブル全体で食べ物やドリンクを注文した場合、ウェイターは全員の食事が終わった後に、全てをまとめた1枚のチェックをテーブルに持ってきてくれます。
ウェイターによっては、 “separate bills”(分けた支払い)にするかと聞いてくれる場合もあるかもしれません。でも、支払いをスムーズに分けてもらう1番の方法は、注文をする前に伝えておくことです。
どのように支払うのかはっきりしているのであれば、ウェイターが注文をコンピューターに入力する前に伝えることを心がけてください。
ウェイターに支払いの準備ができたことを伝えるためには、次のようなフレーズを使いましょう。どれも意味は同じです。
- Can we/I get the bill, please?(お会計をお願いできますか?)
- Can we/I settle the tab, please?(お勘定をお願いできますか?)
- Can we/I settle up, please?(ご精算をお願いできますか?)
- What do we/I owe you?(おいくらですか?)
もし気前よく、みんなの分も払いたい時には、次のように言いましょう。
- “I got this”(私が払います。)
- “It’s on me”(私がおごります。)
さて、これで楽しい時間も終わりです。友達を誘ってレストランにいく準備はできましたか?夏の暑い日は、ぜひパティオに行きましょう!ビールやワインを試飲してみたり、ウェイターのおすすめを聞いてみたりして、自分の好みにぴったりのものを見つけてください。ビールやワインの種類を英語で覚えておけば、レストランだけではなく、普段の買い物の時にも必ず役に立つはずです。英語での生活がさらに楽しくなることでしょう!
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