英語_助動詞

英語の法助動詞:Will、Would、Whatなど9つの法助動詞シンプルガイド

誰でもすぐに活かせる、ちょっとした手助けをしましょう!

今回は、英語の動詞の中の法助動詞について詳しくご紹介します。

文章によっては、動詞だけを切り取って考えることができない場合があります。

英語の法助動詞のように、主動詞の働きを助ける役割をしている単語があるからです。

法助動詞は、文章にさらに意味を付け加えます。それによって、複雑な考えを表現することができるようになるのです。

さて、英語の法助動詞とは何でしょうか?どうやって使うのでしょうか?

この記事では、最も重要な英語の法助動詞と、それぞれの働き、正しい使い方をお伝えします。

英語の法助動詞とは?

法助動詞(英語では“Modal verbs”もしくは“helping verb”)とは、“auxiliary verb” 助動詞の一つです。英語の呼び方にも、その働きのヒントが隠れていますね。

例えば、法助動詞は主動詞の時制を変えたり、可能性を示したりする働きがあります。他にも、許可や必要性を表すこともできます。

一般的な英語の法助動詞は次の9つです。

  • Can
  • Could
  • Will
  • Would
  • Should
  • May
  • Might
  • Must
  • Shall

では、それぞれが持つ意味と使い方を見ていきましょう。すぐに使える例文もご紹介します。英語の法助動詞の働きが分かれば、英会話だけでなく、学術的な場でもきっと役に立ちます。

英語の法助動詞をどうやって練習するか

英語の文法には様々なルールがあります。法助動詞を身につけるコツは、できる限りたくさん練習することです!

  • FluentUは文脈の中で法助動詞を聞くことのできる最高の学習サイトです。映画のトレーラーやミュージックビデオ、感動的な話など実社会で使っている動画を、FluentUはパーソナライズされた言語学習のためのものに進化させました

FluentUにはたくさんの面白い動画が収録されています。下の画像を参考にしてください。

英語-法助動詞

FluentUの動画には、インタラクティブな字幕が付いているので、英語の動画を簡単に見ることができます。どの単語でもタップするだけで、その意味やイメージ画像、役に立つ例文を見ることができます。

英語-法助動詞

例えば、”brought”という単語をタップすると、下の画像が表示されます。

英語-法助動詞

FluentUなら、動画に出てくる全ての単語を学ぶことができます。左右にスワイプして、学んでいる単語の例文を確認してみましょう。

英語-法助動詞

各ビデオは、ジャンルやレベルごとにまとめられているので、自分に合ったものを簡単に見つけることができます。まずは、このウィル・アイ・アムというミュージシャンのインタビューで、いくつかの法助動詞を実際に聞いてみてください。FluentUの無料トライアルを使って、全ての動画ライブラリーをチェックすることもできます。

パソコンでFluentUのウェブサイトを開いて、早速始めましょう。iTunesストアGoogle PlayストアでFluentUのアプリをダウンロードすれば、さらに便利になりますよ!

  • Journalingは、法助動詞を自分で使う練習に最適です。what you will do(何をするつもりか)、what you should do(何をしなくてはいけないか)など、法助動詞を使って、明日や来週の計画を書いてみましょう

英語の法助動詞のシンプルガイド:Will、 Would、 What!?

Can

Canは、英語の法助動詞の中でも最もよく使われるものの1つで、能力を表現しています。この意味で使う場合のcanは、 “be able to”に置き換えることができます。

I can play piano.(私はピアノを弾くことができます。)

質問にも使うことができます。誰かに、何かをする能力があるかどうかを聞きたい時は、Can you _____?と聞きましょう。

Can you speak English?(英語を話せますか?)

同じような使い方で、手伝いを申し出たり許可を得たりする意味になることもあります。

I can watch your dog while you’re on vacation.
(あなたが休暇の間、あなたの犬をみていられるよ。)

Can you please pass the butter?
(バターを取ってくれますか?)

さらに、この法助動詞は何かに対する可能性を表現することもできます。

Houses can flood in this region during rainstorms.
(この地域は暴風雨の時に、住宅が浸水する可能性がある。)

Could

Could は canの過去形です。過去の話の中で、能力を表す時に使います。

I could understand German when I was a kid.
(子供の頃は、ドイツ語を理解することができた。)

Could you hear the birds chirping yesterday morning?
(昨日の朝、鳥のさえずる声が聞こえた?)

Could もcanと同じように可能性を表す時に使うこともできます。しかしcanに比べると、もう少し具体的でない可能性や提案に使われます。

We could go to the park or we could go to the mall.
(公園にも行けるし、モールにも行けるね。)

Will

Willは一般に、未来形の英文に入れて使います。未来に起こるであろうことを表すのです。

I will wash my plates after I finish eating.
(食べ終わったら皿を洗うよ。)

They will visit their grandmom next month.
(来月、彼らはおばあちゃんを訪ねる。)

疑問形にすると、willは未来に起こるであろうことについて聞くことができます。

Will there be a storm tomorrow?
(明日は嵐になるのかな?)

Will we have a quiz in English class?
(英語の授業ではクイズが出るのかな?)

Would

Wouldは過去の習慣について話す場合によく使われます。数回繰り返された行動や、日課としていたことを表します。

When I was a kid I would play with dolls every day.
(子どもだったときは、毎日人形で遊んでいた。)

何かを未来にやりたいときもwouldを使って表現できます。多くは、“would like to…”というフレーズで使われるでしょう。

She would like to come to the party.
(彼女はパーティーに来たいらしい。)

誰かに何かしてもらえるかどうかを尋ねるときも、wouldが使われます。この場合これはcanと同じような意味になりますが、wouldを使うとより丁寧になります。

Would you please close the door?
(ドアを閉めて頂けますか?)

もう一つのwouldのよくある使い方は条件を示す時です。何かが何かに従属しているということを表現します。以下の例文のように、would…ifという構文で出てきます。

 She would go to the mall if you asked her.
(もし彼女に訊ねれば、彼女はモールに行くだろう。)

He would become fluent in English if he practiced more often.
(もっと頻繁に練習すれば、彼は英語を流暢に話せるようになるだろう。)

最後に、wouldはよくwishという動詞と組み合わせて使われます。これは、何らかの願いを表現することができます。

I wish you would stop tapping your pencil.
(鉛筆を叩くのをやめてくれるといいんだけど。)

Should

アドバイスや意見を求めたり、与えたりするときに、このshouldという言葉を聞いたことがあるでしょう。

You should do your homework.
(宿題をすべきだよ。)

The governor should visit our neighborhood.
(あの政治家は私たちの地域を訪問すべきだ。)

Should I meet you at your apartment?
(アパートで会う方がいい?)

同じように、する必要があるけれど、したくないことを説明するときにも使えます。

She should comb her hair but she doesn’t want to.
(彼女は髪をとかすべきだけど、そうしたくないようだ。)

何らかの期待を示す時もshouldが使われます。

He should be back by 10 p.m.
(彼は20時までには帰ってくるはずだ。)

The mall should be empty at this time of night.
(夜のこの時間なら、モールは空いているはずだ。)

May

Mayもcanに似た法助動詞です。canよりもフォーマルで丁寧な言い方になります。何かの許可を得たいとき許可を表現したいときに使えます。Mayを使った言い方は、もっとも丁寧な表現だと言われています。

May I sit beside you?
(お隣に座ってもよろしいですか?)

You may pour yourself a cup of tea.
(ご自分でお茶をお注ぎください。)

また、可能性を説明する時もmayが使われます。

We may go downtown tonight.
(今夜はダウンタウンに行くかもしれない。)

Might

mayと同じようにmightも可能性を提示します。文章の中でmayとmightのどちらでも使えるというのはよくあることです。mayの方がほんの少しフォーマルです。

He might get the job at the factory.
(あの工場で彼は仕事を得るかもしれない。)

mightは何かを示唆するときにも使えます。“might as well”というフレーズは、あまりそれ以外にいい方法がないことを意味します。

I might as well go home since there’s no one else here.
(ここは誰もいないから、家に帰るしかないね。)

Must

Mustは“have to”や”need to”をよりフォーマルにした言い方です。

You must finish your homework by Wednesday.
(水曜日までに宿題を終わらせてね。)

Mustは強い忠告をするときにも使います。

You must see the Louvre while you’re in Paris!
(パリにいる間にルーブルは見ないとだめだよ。)

何かを予想するときにもmustを使います。その予想が正しいと思っている時や、その予想を裏付ける証拠があるときに限ります。

He must be smart because he studied engineering.
(彼はエンジニアリングを学んでいるから、賢いに違いない。)

Shall

Shallという法助動詞も覚えておいた方がいいでしょう。しかしこれは、ネイティブにとってフォーマルで丁寧すぎるように聞こえてしまうので、日常会話の中ではあまり使われません。willと同じような意味で使います。昔の小説の中でよく見かけるでしょう。

I shall call your mother if you misbehave.
(もし何か無礼があったらお母様に電話しますよ。)

We shall arrive at 5:00.
(私たちは5時に着くでしょう。)

法助動詞を練習する対話文

ここで紹介した法助動詞をいくつか使った対話の例です。この会話を練習したり、他の法助動詞に変えてみたり、自分の英会話の中で応用してみたりしましょう。法助動詞は太字になっています。

ダイアナ: When will you come over tomorrow?
(明日何時に来るの?)

マンディ: I can come over after work. Should I bring anything?
(仕事が終わってから行くよ。何か持って行こうか?)

ダイアナ: You could bring some snacks if you want.
(もし必要ならスナックを持ってきて。)

マンディ: I could bring chips or cookies.
(じゃあチップスかクッキーは?)

ダイアナ: Would you bring cookies?
(クッキー持ってきてくれる?)

マンディ: Yes! I will make some chocolate chip cookies right now and I might bring chips too.
(もちろん!今からチョコレートチップクッキーを作るよ。チップスも持って行くかも。)

 

英語圏に行けば、法助動詞はあらゆるところに溢れています。英語で法助動詞を使って、もっと流暢に様々な考えを表現できるようになりましょう。英会話やライティングの中で意識して使いながら、練習を続けましょう!


Cailey Thiessenはフリーランスのライター、翻訳者、そして編集者である。英語とスペイン語、もしくはそれらをミックスさせて文章を書いている。言語が好きでもっと他の言葉を学びたいと願っており、言語と文化の壁を乗り越える手助けをしたいと思っている。

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