
英語の文法チェック:英文チェッカーを使ってミスを減らそう
英語の文法をチェックしてくれる英文チェッカーを上手く利用しましょう。
誰だって間違えることはあります。
言語を学習したことがある人なら分かるでしょう。
間違えないこと以上に大切なことは、自分のミスを見つけ、それを繰り返さないようにすることです。
そんな目的のために役立つのが、英文法チェッカーです。
英文法チェッカーは、あなたが気づかないような文法上のミスを見つけてくれます。また多くのチェッカーは、ミスの説明までしてくれるので、そこから学ぶことも可能なのです。
この記事では、おすすめのオンライン英文法・スペルチェッカーをご紹介します。これを使えば、ミスが減って、よりはっきりと意思が伝わる文章が書けるようになるでしょう。英語は間違いなく上達していきます。
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英語の文法チェックリスト
自分で英語の文法をチェックして間違いを見つけようとしても、何を注意すればいいのか正確に分からないかもしれません。この簡単なリストを使って、文章を書くときに注意をすべきこと、またミスを防ぐ方法を学びましょう。
- スペルと句読点:単語のスペルが正しいか、またコンマなどの句読点を打ち忘れていないかチェックしましょう。
- 主語と動詞の一致:文章中の動詞が、きちんと主語に対応しているか確認しましょう。これが一致していないと、文章全体がおかしくなってしまいます。
例えば動詞は、主語が複数形か単数形かによって形が変わってきます。また主語が三人称である場合は、動詞が変化します。“Sally likes apples.”(サリーはリンゴが好き)という文章では、動詞のlikeが主語に対応してlikesになっています。
- 長い文章:英語学習者が初めは短い文章を書くように教えられるのには理由があります。もし複数の節や接続詞を使って、長く複雑な文章を書く必要がある場合は、最低でも2回は見直し、ミスを確実に見つけるようにしましょう。
- 時制:時制を統一することは重要です。例えば、過去形で書き始めたのに、現在形で文章を終えるなどということは避けましょう。
- 複数/単数:これもよくある間違いです。本来は複数であるはずの名詞を単数形にしてしまったり、またその逆にしてしまったりといった経験をしたことはないでしょうか。
言語学習者の頼りになる英語の文法チェックツール8選
英語の文法チェックツールを紹介する前に、次のことを覚えておいて下さい。100%正確な文法チェッカーは存在しません。チェッカーは確かに役に立ちますが、それだけで全ての英文法を理解することはできないのです。
文法チェッカーをフル活用するには、他の学習ツールと組み合わせて使うようにしましょう。例えば、チェッカーをFluentUと組み合わせてみるといいかもしれません。FluentUは、ミュージックビデオや映画のトレーラー、ニュース、感動的な講演など実際の動画を、パーソナライズされた言語レッスンへと進化させました。
iOSやAndroidのFluentUアプリをダウンロードすれば、さらに気軽に効率的な学習が可能になります。
FluentUの動画、フラッシュカード、インタラクティブな字幕を利用して単語量を増やし、文法の学習に役立てましょう。学んだ単語で例文を書いたり、エクササイズを行い、その文章にミスがないか文法チェッカーで確かめるのです。
さて、このことを頭に入れた上で早速英語チェッカーをご紹介しましょう。文法やスペル、句読点、ライティングのスタイルなど様々なことをチェックできますよ。
Microsoft Word
オンラインツールを試す前に、マイクロソフトワードのような平均的なワードプロセッサーで、できる限りのことは確かめておきましょう。マイクロソフトワードには文法・スペルチェッカーが初めから備わっています。英語学習者にとっても、ネイティブにとっても頼りになるツールです。
マイクロソフトワードは、スペルミスした単語や重複した単語を赤のハイライトで、また文法上のミスを緑のハイライトで教えてくれます。ハイライトされた箇所を右クリックすれば、修正例まで確認することができます。
マイクロソフトワードの言語設定で、英語の種類(英、米など)を自分の必要に合わせて変えましょう。
また「シソーラス」機能を使って、類語を検索したり、「検索」機能を使って単語の意味や翻訳を調べたりできます。
Grammarly
今日では、私たちの仕事はますますオンライン化されるようになっています。多くのブログサイトにはすでにエラーチェックのソフトウェアが備わっていますが、それだけでは十分とはいえません。そこで無料でダウンロードでき、クロームにプラグインすることのできるGrammarlyの出番です。
これは基本的な「ライティングアシスタント」として機能し、ブログやメール、 LinkedIn や Facebook の記事のエラーを無くしてくれます。
ハイフンの挿入や重複の削除、文章にあった適切な単語などを教えてくれます。
何よりもGrammarlyは、単語や句読点などが間違っている理由を徹底的に説明してくれるので、ミスすること自体が、記憶に残る簡単な文法レッスンとなるのです。記事の最初で説明した通りですね。
Ginger
Gingerも、クロームで使うことができるオンラインの文法チェッカーの一つです。しかし、Gingerには粋なボーナス機能がついています。
例えば、文脈スペルチェッカーという機能があり、単語のスペルと共に、それが文脈と合っているかどうかも判断してくれるのです。例えば”their”や”there”そして”they’re”などは、スペルが正しかったとしても、それぞれ正しい文脈の中で使わなければ意味が通らなくなってしまします。Gingerはそれを正しく教えてくれるのです。
Gingerは、単語の増強の助けになるだけでなく、文章全体を言い換える方法も教えてくれるので、ビギナーにとっては理想的なツールとなるでしょう。
OnlineCorrection
簡単なオンライン英語の文法チェックツールを探しているのなら、OnlineCorrectionがおすすめです。新しいソフトフェアをダウンロードしたり、インストールする手間はいりません。
スペルや英語の文法をチェックしてくれるだけでなく、自動でミスを直してくれます。(もちろん変更された単語のリストが表示されるので、自分で確認することもできます。)
英語の種類も豊富に用意されており、アメリカ、イギリス、南アフリカ、ニュージーランド、オーストラリアの英語の中から自分に合ったものを選ぶことができます。
Sentence Checker
文章を確認してくれるシンプルなエラーチェッカーツールを探している方には、Sentence Checker がいいでしょう。
自分の文章をコピーして貼り付けるだけで、ミスを確認することができます。ミスがあれば赤か黄色でハイライトされます。
Virtual Writing Tutor
もっとオプション機能のついたオンラインツールを探しているなら、Virtual Writing Tutorはいかがでしょうか。無料会員になれば、一度で3000単語までチェックすることができます。非会員が一度にチェックできるのは500単語までです。
通常のスペルや英語の文法チェックに加え、単語のチェックもしてくれます。例えば、学術単語を使うか、口語単語を使うかを選んだり、ありきたりな言い方を避けることもできます。
また文章を要約するなら“Check Paraphrase”で、自分の要約をオリジナルの文章と比べてみましょう。
PaperRater
PaperRaterは他のオンライン文法修正ソフトウェアと似ていますが、文章の修正案を教えてくれるとともに、盗作チェックもしてくれます。
学生にとっては、必需品になるオンラインチェッカーになるでしょう。このチェッカーを使って、課題や専門的なレポート、論文を提出する際、誤って他の資料などの文をそのまま盗んでしまうことを防ぎましょう。
さらに、あなたが書いた文章がどれほど「読みやすい」かどうかフィードバックしてくれます。避けるべきフレーズや受動態の多様を注意してくれたり、文の始まりがいかに力強いかまで分析してくれたりするのです。
Hemingway App
ミニマリスティックな物語を書くことで知られる偉大な作家、アーネスト・ヘミングウェイに影響を受け作成されたこのアプリは、あなたが書いた文章を、より明白に、統一性のある読みやすいものにしてくれます。
Hemingwayに文章を入力すれば、それが色付けされて返ってきます。
黄色でハイライトされた文章は長すぎるという意味で、赤は読みにくい文章を指します。これを元に編集していきましょう。また紫でハイライトされた単語は、もっと短い単語があることを示し、その単語のリストを表示してくれます。受動態のフレーズは緑でハイライトされます。
専門的なメールやカバーレターを誰かに送る前には、Hemingwayで文章をチェックし、それがどれだけ読みやすいものなのか調べておくといいでしょう。
これらの英語の文法チェックツールは信頼できて、とても便利です。ただし、自分で最終的な確認をすることを忘れないようにしましょう。英文法チェッカーは学習ツールとして捉えてください。これらを使って英語の文法をチェックすることで、自分がよくする間違えを知り、自分のライティングを改善していきましょう。
Archita Mittraはフリーランスのライター、ジャーナリスト、エディター、教育者。彼女のブログをチェックしてみてください。フリーランス、教育関係の仕事の依頼もどうぞ。